(オープンイノベーション講座-20)
イノベーションマネジメントソフトウェア

本稿では様々なオープンイノベーション活動に役立つイノベーションマネジメントソフトウェアについて紹介する。

イノベーションマネジメントソフトウェアとは?

アイデアマネジメントの目的は1つのアイデアを多数の人が協力して磨き上げることである。そのためには人々が自由にアイデアを投稿・議論・改善・評価できる場所が必要であり、アイデアバンクという名称で呼ばれている。多くの企業がアイデアバンクを保有しているものの、そのレベルは様々である。

イノベーションマネジメントソフトウェアは基本的なアイデアマネジメントに加えて、社内外のコラボレーションを促進するソフトウェアの総称である。機能としてアイデア投稿・アイデアコンテスト・テクノロジースカウティング・アイデア評価・参加者間のコミュニケーション・リワード設定・ワークフロー・プロジェクトマネジメント・各種分析などを持つことが多い。

企業内のシンプルなアイデアマネジメントを対象としたソフトウェアは数十年前から存在していたが、クラウドソーシングを含めたオープンイノベーション活動の普及に伴って機能が拡張されてきた。

現在では何十ものベンダーが複数のバージョンのソフトウェアを提供しており、様々な業界において主に大企業に活用されている。オープンソースのため無料で利用できるものから数十万USD程度で販売されているものまで価格帯に幅がある。

企業がイノベーションマネジメントソフトウェアを用いることで得られるメリットは以下の通り:
  • イノベーション活動の最適化
    リソース配分を検討する際、アイデアやプロジェクト間の比較が容易になる
  • 意思決定の改善
    判断のタイミングが明確になる
  • 製品/サービス開発時間の短縮
    関係者で情報が共有されるため、それぞれのアクションが早くなる
  • アイデアソースの増加
    アイデアやアクションの処理効率が向上する結果、イノベーション活動に社内外の人々を多数参加させられる
  • 評価指標の蓄積
    様々なデータが自動で収集されるため、イノベーション活動の改善につながる

イノベーションマネジメントソフトウェアの選び方 

以前の記事において様々なオープンイノベーションの手法を紹介した(オープンイノベーションの手法)。中でもオープンイノベーションコンテストやオープンイノベーションコミュニティはソフトウェアとの相性が良い。

Frankはイノベーションマネジメントソフトウェアを選ぶ際に役立つ情報を整理している。

ポイントは以下の通り:
  • インサイドアウト型のオープンイノベーションに取り組む際には、まずは社内の知的財産権を管理するデータベースを整える必要がある
  • インサイドアウト型のオープンイノベーションの多くは人ベースで行われており、適切なソフトウェアが存在しない。数少ない例外としてyet2.comによる技術移転マーケットプレイスがある
  • アウトサイドイン型のオープンイノベーションは以下の2種類に分けられる:
    • Customer-driven “crowdsourcing”
      • 社外の集団からシーズを募る
      • 様々なクラウドソーシングソフトウェアが利用できる
    • R&D driven
      • 社内の研究者が能動的にシーズを探しに行く
      • スカウティングの機能を持ったソフトウェアが役立つかもしれない
  • クラウドソーシングソフトウェアのベンダーは6種類に分けられる:
    • 元々アイデアマネジメントソフトウェアを開発していたソフトウェア企業
    • クラウドソーシングに進出したWeb2.0企業
    • オンラインコミュニティ
    • 最初からクラウドソーシングをビジネスモデルとして創業された企業
    • 既存のSNSサービス内のアプリケーション
    • クラウドソーシングに注力しているオープンイノベーション仲介業者
  • ソフトウェアを選択する際に検討すべき点は以下の通り:
    • セキュリティ
    • コミュニケーション
    • ワークフロー
    • 得意分野
    • 提案マネジメント
    • パフォーマンスマネジメント
    • 社内のその他のソフトウェアとの相性
    • 使い勝手
  • 最初から自社のニーズをすべて満たすソフトウェアを見つけることはできないため、試行錯誤が必要である
  • ソフトウェアを選定する際にはR&Dの専門家・マネジメント層・ソフトウェアベンダーの3者で議論して足並みを揃えなければならない
(参照)
http://www.innovationmanagement.se/2010/09/27/which-software-is-right-for-open-innovation/

ソフトウェアの導入を検討する際にある程度の妥協が必要である。当然のことながら追加開発を依頼すればするほど費用が嵩むので、まずは標準的なソフトウェアを導入することをお薦めする。多くの企業が利用しているソフトウェアにはベストプラクティスが埋め込まれているため、ソフトウェアに合わせて自社の業務を変えることで生産性が向上する可能性がある。

イノベーションマネジメントソフトウェアを提供しているITベンダー

大企業で利用する際は処理量やサポートなどソフトウェアに対する要求が大きくなるが、実際に使ってみるまで判断できない点も多い。こうした場合は他の大企業で実績のあるITベンダーを選択することでリスクを回避できる。

2013年のInfo-Techによるレポートにおいて、市場で存在感があるもしくは中/大規模な企業の間で評判が高いイノベーションマネジメントソフトウェアを提供しているITベンダー10社が比較されている。

ポイントは以下の通り:
  • 本レポートは特定の使用目的に対して最適なイノベーションマネジメントソフトウェアを選定する材料を提供する
  • 対象としているITベンダー10社は、BrainBank・Brightidea・Hype Innovation・IdeaScale・Imaginatik・Inova Software・Qmarkets・Spigit・Teepin・Tietoである
  • ソフトウェアを3年間使用した時の費用に基づいて、価格についての評価が行われた
  • ソフトウェアの提供に加えてイノベーションに関わる人材/プロセス面での支援を行なっているのはImaginatikとHype innovationの2社だけである
  • 本レポートで最も高い得点となったのはQmarkets、次点でImaginatik・Hype Innovationである
(参照)
Info-Tech Research Group (2013) Vendor Landscape: Innovation Management Solutions, Info-Tech Research Group

2016年のForrester Waveによるレポートにおいて、Bielerらは主要なイノベーションマネジメントソフトウェアを提供しているITベンダー15社を比較している。

ポイントは以下の通り:
  • 本レポートはCIOや他の意思決定者がイノベーションマネジメントソフトウェアの導入を検討する際に役立つ情報を提供する
  • 対象としているITベンダー15社は、Brightidea・CogniStreamer・Hype Innovation・IdeaScale・Imaginatik・inno360・InnoCentive・innosabi・InnovationCast・Kindling・KPMG innovation factory・Nosco・Planbox・Qmarkets・Spigitである
  • イノベーションマネジメントの市場は成長してはいるものの未だ150~200百万USD規模であり、小さなITベンダーが細々としたビジネスを行っている
  • 2014年のKPMGによるInnovation Factoryの買収や、2015年のPlanboxとBrainBank Softwareの合併のようなM&Aが今後も起こることが予想される
  • イノベーションマネジメントソフトウェアを導入する際にCIOが意識しておくべき点は以下の通り:
    • イノベーションマネジメント全体の中でソフトウェアそれ自体が寄与する部分は小さく、価値を生み出すビジョン・戦略・能力がより重要である
    • 各ITベンダーの規模が小さいことによる特有のリスクがある
    • 一般ユーザーが使用するフロントエンドの部分に違いはないものの、管理者が使用するバックエンドの部分にベンダー間の差が見られる
    • いずれのソフトウェアを使用している企業も、アイデア評価の機能に不満を抱えている
  • 本レポートで最も高い得点となったのはImaginatik、次点でSpigitである
(参照)
Bieler D, Matzke P, Stoica C, McPherson I (2016) The Forrester Wave™: Innovation Management Solutions, Q2 2016, Forrester Research

本稿で紹介しているソフトウェアは以下の通り:
以下に記載するにあたり、主に各社のホームページを参照した。

Brightidea

大規模なクラウドソーシングを可能にする先進的なコラボレーション技術を用いたソフトウェアを提供している。
本社所在地:サンフランシスコ, カリフォルニア(USA)
創業年:1999年
利用している企業例:BT・Cisco・Dell・GE・Merck・Motorola
特徴は以下の通り:
  • オープンイノベーション仲介業者の1つであるIdeaConnectionがパートナープログラムに参加している
  • ソフトウェアの特徴は以下の通り:
    • 中心となるプラットフォーム上で15のアプリケーション(Discuss・Solve・Optimize・Recognize・Name・Hack・Monitor・Incubate・Understand・Pitch・Consult・Venture・Transform・Accelerate・Suggest)が提供されている
    • 従業員がどの程度積極的に参加して部門間のコラボレーションが生み出されているかを見積もる評価指標が利用できる
    • 様々なモバイルデバイスに対応している
    • それぞれの活動に適したアイデア評価システムを備えている
    • 簡単な操作で複数の活動のワークフローを管理できる
(参照)
http://www.brightidea.com/

CogniStreamer

社内外の人々とのコラボレーションに基づいたイノベーションプロセスを支援するソフトウェアの提供に加えて、コンサルティングも行っている。
本社所在地:コルトレイク(ベルギー)
創業年:2011年
利用している企業例:ArcelorMittal・Eastman・Heineken・L’Oreal・P&G
特徴は以下の通り:
  • 企業のビジネスに関する課題に対して、世界中の大学の学生からアイデアを募集するNimble Beeという名称のプラットフォームを運営している
  • 2017/1/17にオープンイノベーションを主要な潜在成長市場とみなすEY Belgiumによる買収が発表された
  • ソフトウェアの特徴は以下の通り:
    • Ideation and idea enrichment
      コミュニティを対象としたチャレンジを開催してアイデアを収集する
    • Crowdsourcing new products or services
      外部の人々と共創することでイノベーション力を高める
    • Knowledge management & ideation
      特定領域の情報を収集して専門家を探し出す
    • Ideation and early patent research
      アーリーステージにあるアイデアを見い出して効率的に特許化を推進する
(参照)
https://www.cognistreamer.com/

HYPE Innovation

アイデアの創出からプロジェクトの実行まで、イノベーションマネジメントのライフサイクル全体を支援するソフトウェアの提供に加えて、コンサルティングも行っている。
本社所在地:ボン(ドイツ)
創業年:2001年
利用している企業例:Adidas・Airbus・BASF・Bombardier・Bosch・Mattel・Nokia・Saudi Aramco・Siemens・富士通
特徴は以下の通り:
  • 創業者がダイムラーで研究者として勤務していた時に開発したソフトウェアが元になっている
  • 全業種の顧客を集めてベストプラクティスを共有する場を頻繁に設けている
  • ソフトウェアはIBM Connections・Yammer・SharePoint・Jiveなど様々なアプリケーションに対応している
  • 以下の3種類のコンサルティングサービスを提供している:
    • Strategy
      企業の目標に沿ったイノベーションプログラムを策定する
    • Architecture
      イノベーション活動を行う上で必要なトレーニングを提供する
    • Execution
      進行中のイノベーション活動を支援する
  • ソフトウェアの機能は以下の通り:
    • Trend Scouting
      世界中に80以上のトレンドスカウトを抱えているトレンド分析会社TENDONEのプラットフォームであるTrendexplorerが利用できる
    • Idea Generation
      特定の参加者を対象としたアイデアキャンペーンを立ち上げ、アイデアを募集する
    • Collaboration
      コメント・投票・フラグ付けなどの機能を通してアイデアを改良するための議論が行われる
    • Evaluation
      複数の評価法に対応したウィザードにより、アイデアを短時間で効率的に評価できる
    • Implementation
      選定されたアイデアを元にプロジェクトを立ち上げ、イノベーションのパイプラインを充実させる
(参照)
https://www.hypeinnovation.com/home

IdeaScale

アイデアの収集や投票ができるクラウドベースのイノベーション・ソフトウェア・プラットフォームを提供している。
本社所在地:バークレー, カリフォルニア(USA)
創業年:2009年
利用している企業例:Adobe・Cisco・Citrix・DuPont・EA Sports・Xerox
特徴は以下の通り:
  • 顧客数:25,000人以上,・ユーザー数:4,500,000人である
  • 東京事務所があり、Webページやソフトウェアの日本語化が行われている
  • 大企業が使用する通常版(Perform)に加えて、25名まで利用できる無料版や200名まで4,999USD/年で利用できる小規模版(Collect)がある
  • 設立1年目にして23の連邦政府機関に採用され、翌年は36以上の機関と多数の民間企業に拡張された
  • IdeaScaleがオープン・ガバメント戦略において早い段階で採用された理由の一つとして、「エンゲージメントのレベルおよびプラットフォームの値ごろ感」が挙げられた
  • ソフトウェアの機能は以下の通り:
    • プリローンチ
      アイデアを集めるためのイノベーションコミュニティを作れる
    • アイデアの収集
      コミュニティメンバーは他の人のアイデアに投票・コメントできる
    • アイデアの改善
      アイデアに関するチームを作り、調査やアイデアの提案を行うためのリーダーを設定できる
    • アイデアのレビュー
      カスタマイズ可能な意思決定マトリクスやターゲット調査ツールが利用できる
    • 実装
      数多くの社内プロジェクトマネジメントツールと統合できる
(参照)
https://ideascale.com/

Imaginatik

アイデアから価値まで、イノベーションの全ての段階を加速させるソフトウェアの提供に加えてコンサルティングも行っている
本社所在地:ボストン, マサチューセッツ(USA)・フェアラム(イギリス)
創業年:1994年
利用している企業例:Cargill・Goodyear・Exon Mobil・Shell・Dow Chemical・Novartis
特徴は以下の通り:
  • ソフトウェアの継続率:95%以上,・創出されたアイデア数:2,000,000件以上である
  • コンサルティングサービスでは、イノベーション戦略の策定・アイデア創出の支援・イノベーションプログラムのマネジメント・各種トレーニングなどを行っている
  • 2016年のForrester Waveによるレポートにおいて、最も包括的なイノベーションマネジメントサービスと評価されている
  • ソフトウェアの機能は以下の通り:
    • Discovery Central
      • 新規な市場トレンドを発見する
      • 革新的な事業機会を同定する
      • 深堀りすべき領域を設定する
    • Innovation Central
      • アイデアマネジメントイニシアチブを開始する
      • 従業員・顧客・パートナーなどを対象にできる
      • チャレンジ・ジャム・ハッカソン・トーナメントなどのプロセスが利用できる
    • Results Engine
      • イノベーションプロジェクトを管理する
      • プロセスにおける問題個所や機能していないプロジェクトを改善する
      • イノベーションポートフォリオ全体を把握できる
(参照)
https://www.imaginatik.com/

inno360

グローバルな科学データソースから抽出される知見をリアルタイムで可視化するクラウドベースのイノベーションマネジメントソフトウェアを提供している。
本社所在地:グリニッジ, コネチカット(USA)
創業年:2008年
利用している企業例:BASF・Bayer・Coca-Cola・ExxonMobil・General Mills・Givaudan・GSK・MWV・Nestle・Nike・P&G・Pfizer・Samsung・Uniliever・花王・サントリー・ホンダ
特徴は以下の通り:
  • サーチ数:460,000回以上,・達成されたコネクション数:18,000個以上・適用されたR&Dプロジェクト数:2,700個以上である
  • 最初のソフトウェアはP&G・Air Force RL・General Millsとの3年間のインキュベーションプロジェクトとして開発された
  • サーチ精度を高めるためにIBMのWatsonを活用している
  • ソフトウェアの特徴は以下の通り:
    • Find
      異なったタイプのデータソース(The Web・IP・Hidden Web・SBIR・Academic・Hoovers・Social Media・Literature・RSS Feeds・Government)を結びつけ、情報を高速で検索する
    • Analyze
      収集した情報をさま様々な方法(Trending・Inventor Networks・Word Cloud・Geospatial・Academic Networks・Cluster Circles・Cluster Heat Maps・Pillar “gap” analysis・Network Diagrams)で可視化し、インサイトを抽出する
    • Share
      対象となる課題に適した組織内のチームを数秒間で編成し、プロジェクトを進める体制を整える
    • Connect
      対象となる課題の潜在的解決者(特許所持者・アカデミアの研究者・臨床医・オピニオンリーダーなど)を抽出し、キャンペーンの実施や直接対話の機会へ結びつける
(参照)
https://www.inno-360.com/

Planbox

クラウドソーシングやアイデアマネジメントツールとして利用できるクラウドベースのAI支援アジャイルワーク・イノベーションマネジメントソフトウェアを提供している。
本社所在地:ケベック(カナダ)
創業年:2009年
利用している企業例:Nestle・Philips・Verizon・ブリヂストン
特徴は以下の通り:
  • 顧客数:400社以上,・ユーザー数:1,000,000人以上である
  • Planboxは複数のビジネス機能のメンバーが協業する際に利用できる、スクラム対応のプロジェクトマネジメントツールを開発する企業として創業された
  • 2015年にクラウドベースのイノベーションマネジメントソフトウェアを開発していたBrainBankと合併した
  • ソフトウェア開発企業に用いられてきたアジャイルプロジェクトマネジメントをイノベーションマネジメントソフトウェアに組み込むことで、効果的な繰り返し実験を通してイノベーションプログラムの生産性を向上させることを目指している
  • プラットフォームの特徴は以下の通り:
    • 社員・顧客・パートナー・サプライヤーと共に、アイデアのクラウドソーシング・発見・収集・開発・評価・管理・実験ができる
    • 人工知能や機械学習の技術を用いて、社内外のデータソース(TwitterやUSPTO特許データベースなどを含む)から情報の発見や自動アイデア生成が行える
  • 以下のソフトウェアが提供されている:
    • Enterprise Innovation Management Software
    • Continuous Improvement Software
    • Idea Management Software
    • Planbox Design Thinking Platform
    • Planbox Open Innovation Software
    • Planbox Strategy & Market Research Software
    • Planbox Employee Engagement Software
    • Work Management
(参照)
https://www.planbox.com/

Qmarkets

様々な集団の集合知を活かすことを目指したアイデア・イノベーションマネジメントソフトウェアを提供している。
本社所在地:ロッシュ・ハアイン(イスラエル)
創業年:2006年
利用している企業例:Ford・Nestle・Philip Morris・Solvay・Swarovski
特徴は以下の通り:
  • ユーザー数:2,300,000以上,・創出されたアイデア数:500,000件以上である
  • 全ての機能が利用できるMAXに加えて、中小企業や大企業内の事業部での使用を想定したSTARTと、アイデアマネジメントプロジェクトを既に持っている組織に適したFLEXの3つのバージョンが用意されている
  • SaaS版とイントラネット版の2種類の形態が利用でき、簡単に移行できる
  • 社外を対象としたオープンイノベーションコンテスト・テクノロジースカウティングや社内を対象とした特許管理などの様々なオプション(Q-360)が追加できる
  • ソフトウェアの機能は以下の通り:
    • Define challenges
      ユーザーに取り組ませたい課題を設定する
    • Collect ideas and collaborate
      ユーザーがアイデアを投稿し、コメントや投票を通してアイデアを共同で改善していく
    • Evaluate and screen
      先進的な評価ツールやカスタマイズ可能なワークフローを用いて、ベストなアイデアを同定する
    • Implement top ideas
      Q-maxシステム上で選定されたアイデアに関するプロジェクトを開始する
    • Analyze and measure
      明確に定義されたKPIを用いて優れたROIを生み出す
(参照)
https://www.qmarkets.net/

Spigit

イノベーションマネジメントソフトウェア業界で最大手であり、独自のクラウドサイエンスアルゴリズムに基づいたソフトウェアを提供している。
本社所在地:サンフランシスコ, カリフォルニア(USA)
創業年:2007年
利用している企業例:AT&T・Pfizer・Siemens
特徴は以下の通り:
  • 顧客数:500社以上,・ユーザー数:6,000,000人以上である
  • 多数の候補の中から優先すべきプロジェクトを絞り込むことを支援するContinuous Improvementという名称のサービスを提供している
  • ソフトウェアの販売を促進するために、Deloitte・IBM・PwC・Booz-Allenなどの企業を戦略パートナーとしている
  • ソフトウェアの特徴は以下の通り:
    • 特別な操作をしなくても自動的にインパクトのあるアイデアが抽出されるため、管理者に負担が掛からない
    • モバイル版を含めて多国籍企業の使用に耐えるセキュリティを備えている
    • 特許取得済みのデータサイエンス・アルゴリズムが使用されている
(参照)
https://www.spigit.com/

おわりに

本稿では9社のイノベーションマネジメントソフトウェアを簡単に紹介したが、実際に選定する際はより詳細な比較が求められる。このようなプラットフォームに関するソフトウェアは一旦導入すると変更のハードルが高いため、慎重に慎重を重ねる必要がある。

現時点で日本語対応が確認できたものはIdeaScaleのみである。カスタマーサポートの対応や多くの社員が使用することを考慮すると、優先的に検討する価値があるかもしれない。

Tom

ご意見やご質問はthomas.openinnovation@gmail.comまでお気軽にお寄せください。
可能な限りご返事いたします。
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